7月29日　朝　7時16分

車も人もまばら　早すぎて誰もいない

ヒヨドリバナ（鵯花）

キク科　ヒヨドリバナ属　

参考　☜

クロモジ（黒文字）？

クスノキ科　クロモジ属

参考　☜　

ヤマアジサイ（山紫陽花）

アジサイ科　アジサイ属

参考　☜

　花期は6～7月で、花の盛期は終わっている。装飾花（萼）は冬の間も残る。

コアカソ（小赤麻）

イラクサ科　ヤブマオ属

参考　☜　

　鋸歯が１０対ほどで、よく似たクサコアカソは鋸歯が１０〜２０対。

　花径10㎝で、この仲間で一番大きな花。夕方開いて朝にはしぼむので、開花状態で出会うのは難しい。

アキノタムラソウ（秋の田村草）

シソ科　アキギリ属

参考　☜

　長い花穂となり、まばらに花をつける。萼は唇形。

ミヤコグサ（都草）

マメ科　ミヤコグサ属

参考　☜　

　花は黄〜鮮黄色、長さ9、10〜16㎜。花序には1〜3、4の花が付く。先月にも出会ったが、今回は果実も撮影することが出来た。

　同属酷似のキツネノボタンがあるが、➀小葉の幅が細く互いに重ならない、➁小葉の先は尖る、➂痩果の先端があまり曲がらないをよりどころにしたが、➂は両方を並べてみないと正確さは分からない。

　中国原産。約300年前に日本に渡来。小低木で、よく枝分かれして株立ち上になる。古くから庭木や公園樹としてよく植えられる。写真中央左下の果実はヒメウツギ

　ヒヨドリバナは形態の変異が多く、類似種も多く同定には苦慮する。

　花期は8～10月。花は茎先と葉腋に1～2個付ける。花被片は6個あり、上部が平開するが反りかえることはない。白色で内面に紫色の斑点がある。果実は蒴果で3稜があり、裂開する。

　山地の沢沿いの林下など暗くやや湿った場所に生育する。頭花の花柄の基部には小型の苞葉があり、花茎に横または下向きに付く。頭花は20個ほどの筒状花で構成されており、花冠は黄色になる。総苞は筒型で長さ15㎜、緑または紫色を帯びる。

　ブナ帯の深山の木陰に生育する。花期は8～10月。茎先および枝先に複散形花序を付け、白色の花を付ける。花は小さくて肉眼では観察しにくい。

ツクバネソウ（衝羽根草）

シュロソウ科　ツクバネソウ属

参考　☜

ユリ科　→　シュロソウ科　

　花期は5～8月。茎の先端に1個、淡黄緑色の花を上向きに付ける。写真は果実で液果。径1㎝で、羽根衝きの羽子(はご)に似た実。秋には黒紫色に熟す。

　花期は7～10月。野草では珍しい色の朱赤色の花を、分枝した茎の先にまばらに数個付ける。萼は2.5～3㎝の長円筒状で5裂する。花弁は5個で長さ2.5～3 ㎝になる。

　高さは50〜100㎝。葉は根生葉で、形は葉の長さ30〜40㎝の卵状長楕円形。葉柄が付く。花期は6〜8月。漏斗型の白色または淡紫色の花をやや下向きに付ける。花軸に付く蕾が下部から上部へと開花していく。

オオバギボウシ（大葉擬宝珠）

キジカクシ科　ギボウシ属　

参考　☜

　いつ来ても「ここが山頂かよ」と思ってしまう、山頂らしくない山頂。三井野原方面への分岐点でもある。

カワラナデシコ（河原撫子）

ナデシコ科　ナデシコ属　

参考　☜

　花期は7～10月。枝分かれした茎の頂端に、淡紅色（まれに白色）の花を数個付ける。花は、径4～5㎝、花弁は5枚で、基部は細くなり萼筒中に入り、また先のほうは広がり、糸状に細裂している。雄しべは10本、雌しべは花柱が2本。

オオナルコユリ（大鳴子百合）

キジカクシ科　アマドコロ属

参考　☜

　花期は5～7月。ここではすでに花を終えている。写真は果実で、径8～12㎜の球形。液果で黒色に熟す。

ツリガネニンジン（釣鐘人参）

キキョウ科　ツリガネニンジン属

参考　☜　

　花期は8～10月。茎頂部に円錐状の花序を形成し、淡紫色の鐘形の花を下向きに咲かせ、数段に分かれて茎に輪生する枝の先に少数ずつを付ける。花冠は長さ15～20㎜で先端はやや広がり、裂片は反り返る。萼片は糸状で鋸歯があり、花柱は花冠から突出する。草原に生えるものに比べて、やや住みづらそうに感じる。

ハシバミ（榛）

カバノキ科　ハシバミ属

×　

　樹高は2～3m。株立ちになることが多い。葉は互生し、掌状に丸く硬くザラザラしている。不揃いな鋸歯があり、先端は急に尖って、若い葉の中心部が赤茶色に成っていることがある。花期は3～4月。雌雄同株。雄花は尾状花序で、雌花は芽鱗に包まれたまま開花して赤い柱頭だけが目立つ。果実は食用にできる。世界的に流通しているヘーゼルナッツとは同属。近隣では【鯉が窪】が継続観察をやりやすい。

コバノフユイチゴ（小葉の冬苺）

バラ科　キイチゴ属　

参考　☜　

　花期は5～7月。枝先に白色の5弁花を1個付ける。写真は果実。8～9月に球形になって紅色に熟す。キイチゴなので食べられるが、食べない方がよろしい。

これ何。

　キク科のアザミ属、それともトウヒレン属？。次回へ持ち越し。

1.6㎞←毛無山　　○○　　牛曳山→0.3㎞

ワレモコウ（吾亦紅）

バラ科　ワレモコウ属

参考　☜　

　日当たりのよい草地や山野にふつう。明るい林内にも生えるが、個体数は少ない。

ノギラン（芒蘭）

キンコウカ　ノギラン属

参考　☜

　花期は6～8月。根出葉の間から高さ20～50㎝の花茎を伸ばし、総状花序を付けやや多数の花が付く。短い花柄がある。

カシワ

ヨツバヒヨドリ（四葉鵯）

キク科　ヒヨドリバナ属　

参考　☜

キキョウ（桔梗）

キキョウ科　キキョウ属

参考　☜　

　草丈は50～100㎝。葉は互生で先は尖り縁に鋸歯がある。下面はやや白みがかっている。花期は6中～9月と長い。蕾が徐々に緑から青紫に変わり裂けて星形の花を咲かせる。山野の中でキキョウの花を見ると、何か特別なものでも見たような気になる。豪華で、しかも清楚で美しい。

ウツボグサ（靫草　空穂草）

シソ科　ウツボグサ属

参考　☜　

　　花期は6～8月で、茎の先端に3～8㎝の角ばっ花穂を付け、紫色の唇形花を密集して穂の下から上へと順に咲かせる。林内では個体数は少ない。

ケシロヨメナ（毛白嫁菜）

キク科　シオン属

参考　☜

　シロヨメナとイナカギクの中間的な形質を示し、シロヨメナの変種とされるもので、葉裏や茎に短毛が多く、手触りがざらつくなどの特徴を持つ。頭花は直径1.5㎝。

オオバギボウシ

　草丈は、50～100㎝。葉は茎に互生し、葉柄があり、長楕円形で全縁。花期は6～7月。白色の小さな花を茎の先に総状に付け、下方から開花していく。花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる。

キクバヤマボクチ

キキョウ

オオバギボウシ

　雌雄異株。草丈は30～80㎝。花期は6～8月。茎先に枝分かれした円錐状の総状花序を付け、花序の長さは10～30㎝になり、黄白色の小さな花を多数付ける。

ツリガネニンジン

　草丈は40～150㎝。花期は8～10月。総状花序に花柄を付けて多数の白い小花が咲く。花穂の長さは20～30㎝。花には両性花と雄花がある。花穂には特有の香りがある。写真はまだ開花前の蕾の状態。

　花期は7～9月。夕方に花を開き、翌日の午前中にしぼむ。茎の高さは1～1.5m。1本の茎の先端が枝分かれした花序に、淡黄色(レモン色)でラッパ状の花を上向きに次々と咲かせる。花弁は6つに深く裂け、やや芳香がある。花被片の長さは6.5～7.5㎝、花筒の長さは2.5～3㎝。雄しべは花被片より短く、葯は黒紫色、花柱は雄しべよりやや長い。撮影時間は11時58分～12時05分（カメラ内蔵時計）。ぎりぎり咲き残っていた。これだけは、早朝登山でよかった。

映　像　　毛無山のユウスゲ