日本原産。日本の東北地方の宮城県以西、関東地方以西と四国、九州に分布する。山地にふつうに生える。日陰でもよく育つ。北海道、本州北部の日本海側の多雪地には、積雪に適応した変種ヒメアオキが自生する。 / 俵形の赤い果実が美しいことから、庭木や公園樹としての利用も多い。 /
常緑の低木。高さは0.5~3mで、枝は太く緑色。幹も緑色で光合成をおこなう。 / 葉は有柄で対生し、枝の上部に集まって付く。葉身は厚く光沢があり両面とも無毛である。乾くと黒くなる特性を持つ。葉の長さは8~20㎝で、形状は長楕円形で先端は鋭く、葉縁にはハッキリした鋸歯が目立つ。葉に斑が入った園芸品種もある。古い葉は、新緑が出て花が咲く春から初夏にかけて黄色に黄葉して落葉する。 / 花期は3~5月。雌雄異株で、花房が大きいものが雄株、小さいものが雌株である。花は褐色を帯びた紫色で、枝先の円錐花序に穂のように小花を多数付ける。雄花の花序は長さ8 ~20㎝、雌花の花序は長さ2~5㎝で、赤褐色の4弁花が咲く。雄花は淡黄色の葯をもつ4個の雄しべがあり、雌花は緑色の花柱が1個ある。 / 秋になると、雌株に楕円形の小指大ほどの果実が赤く熟し、12~翌5月頃まで付いている。 / 果実は核果で、大きさは15~20㎜の卵形楕円形で、核(種子)を1個含み、赤色が映えてよく目立つ。熟した果実はヒヨドリがよく食べる。