第三通洞跡

　蔓状で、地表をはい回る。茎に針状の細い葉が一面に生えているので、細長いブラシのような姿である。

アセビ（馬酔木）

ツツジ科　アセビ属 

参考　☜

　ネジキに似るが、アセビは花が二列になってぶら下がる。

タチツボスミレ

　分布域、生育地が広くよく見かけるもののひとつ。本種は林内の苔の中から発芽している。明るい所で見るものとは別種かと思うほどだ。

ナガバモミジイチゴ（長葉紅葉苺）

バラ科　キイチゴ属

参考　☜

　樹高は1～2m。山地、川岸の岩場等に生える。花期は４～５月。淡黄～淡黄緑色の花を2～4個集まって咲かせる。花冠は径3～4㎝で5中裂し、雄しべは10本。花糸の下部には白い軟毛を散生させる。花柄は長さ1～1.5 ㎜。名にあるような日陰だけにあるのではなく、河岸の明るい岩場等にも生える。

ヒカゲツツジ（日陰躑躅）

ツツジ科　ツツジ属

参考　☜

　日陰のものとそうでないものとでは、別種かと思うほど異なる。写真のように、林内の日陰に生えるものは花数も少なく、色合いも淡くひ弱に感じられる。　

この先を右に曲がると銅山峰ヒュッテが見える

水場　ちょっと一息

山小屋　銅山峰ヒュッテ　現在無人

山小屋の近くにあるもの。さらに色濃く豪華

谷筋のものと比較すると同種とは思えない勢い

映像Ⅳ　ヒカゲツツジ　明るい林縁

再び、薄暗い林内の急登を登る

新居浜市街が見える所で小休止

映像Ⅴ　ミヤマシキミ

銅山越も近くなり、陽光も明るい

花色も濃く豪華

難関、岩場をよじ登ったら山頂かと思ったら、

山頂はまだまだ遠い。

　タチツボスミレは、海岸近くの道端から亜高山まで生育する。類としては品種が多く、安易に同定は出来ない。写真のものは、標高も高くなったあたりの苔の中に生えていた。托葉が櫛の歯状に切れ込んでいるのを確認するのがやっとのことである。

タチツボスミレ

　「あれ。あれはアケボノツツジじゃないの」と言って通り過ぎる。やっと見え始めたようだ。

大岩の横を通り抜けても、まだ登山道は続く。

山頂まで、あともうひと踏ん張り。

最後の難関を登りきると山頂は間近。

映像Ⅵ　アケボノツツジ