本州岐阜県以西、四国、九州に分布。山野の木陰に生える。地下茎は木質。茎は方形で高さ70〜100㎝、稜に下向きの毛がある。葉身は長さ7〜15㎝、幅2.5〜5㎝で、まばらに毛があり、基部はくさび状の翼となって葉柄に移行する。花期は8〜10月。茎頂及び葉腋に細長い花穂を作って花を付け、花序には細毛がある。萼は下側で長さ2.5㎜(果時には6〜7㎜で脈は目立つ)、上唇は3裂し裂片は3角形でやや鈍頭、下唇は長く2浅裂して裂片は鈍頭。花冠は青紫色、長さ1.7〜2㎝で基部背面はふくらむ。分果は球形で長さ2㎜の球形。 / 関東・中部地方にセキヤノアキチョウジが分布する。花はほとんど見分けがつかず、萼が細く尖ることや花柄の長いことで見分けられる。 【松江の花図鑑】【原色日本植物図鑑】【四季の山野草】より要約引用 2022.11.13