参考 314-01-01 オモダカ




 全国の湖沼やため池、水路、水田等に生育する湿生植物。葉は根生し幼葉は線形。狭長楕円形の葉を経て矢尻形の葉身となる。葉柄は長さ15〜60㎝、葉身の頂裂片は挟三角〜卵形でよく似たアギナシより幅広い場合が多い。葉身の側裂片は頂裂片より長く、先は鋭く尖る。全長7〜30㎝。花期は8〜10月。花茎は長さ20〜100㎝であるが、葉の上部より高くなることはない。花の形態はアギナシと同じで、3輪生の総状花序の下方に雌花、上方に雄花を付け、花弁は3枚で白色。雌しべ、雄しべともに多数である。しかし、雄花と雌花の中間位置に両性花が付くこともある。果実は長さ3〜6㎜、周囲に広い翼がある。球状に集合して、成熟すると次々と脱落する。秋には葉の基部から数本〜多数の走出枝を伸ばし、先端に塊茎を形成して越冬する。(日本の水草)より要約引用。