全国に分布し、山地のブナ林内や針葉樹林内に自生する。落葉広葉樹の小高木で、樹高は2~4mになる。枝は水平に出てやや斜上する。樹皮は灰褐色で皮目が目立つ。一年枝は紫褐色を帯びほぼ無毛で、短枝もよくできる。若い樹皮は皮目が縦に連なり、次第に筋になってくる。葉は枝に対生し、円形で葉の先端は尖り全縁になる。他の似た種と比べると葉脈がシワ状に目立ち、形は亀の甲羅に似ている。芽吹いたばかりの葉は独特のベージュ色で、対生した姿は春先によく目立つ。花期は4~6月で、白色の小さな両性花のまわりに大きな5枚の花弁を持つ装飾花が縁どる。また花序の基部に柄が発達せず、葉腋から直接でるのも特徴である。夏に赤い果実を付け、秋には黒色に熟す。野鳥が熟した果実を食べるため、冬には残らない。冬芽は裸芽で柄があり、星状毛が密生する。花芽はほぼ球形で、頂生側芽を伴って冬芽の頂きに生える。枝の側芽はあまり発達しない。葉芽は長楕円形で柄があり、幼い葉が向き合ってくっついている。冬芽のわきにある葉痕は、倒松形や三角形で3個付く。 < Wikipedia>より要約引用