北海道、本州中部地方以北、四国の石鎚山、東赤石山)、九州の九重山、阿蘇山に分布し、山地から高山帯の湿った草地に生育する。 地下に太い根茎があり、横に伸びる。葉は束生して根出葉になり、葉身は長さ10~5㎝の披針~倒披針形。葉に7-11の脈があり、葉の先は尖る。花期は4~7月。葉の間から高さ20~40㎝になる花茎を伸ばし、花茎には小型の葉を付ける。花茎に総状花序を付け、やや多数の花が付く。花には披針形の苞があり、短い花柄がある。花被は黄緑色で、長さ6~8㎜の壺型になり、下部は合着し先端は6裂する。雄しべは6個あり花筒に付く。子房は3室あり下部が花筒と合着する。花序軸、花柄、花被の外側に粘着する腺毛がある。