ヨーロッパの中、北部を原産地とする帰化植物。道端や市街地でも見られる。繁殖力が強く在来種への影響が懸念されている。多年草。しばしば、地表に走出枝(ランナー)を伸ばす。花茎は直立して、草丈10 ~50㎝になる。茎葉全体に剛毛が密生する。葉のほとんどは、根際に集まってつくロゼット状である。花期は7~8月。茎の頂部に集まって、タンポポ類に形がよく似た鮮やかなオレンジ色の頭花を咲かせる。頭花は径1.5~2.3㎝で、すべて舌状花からなる。舌状花は黒色の長毛を密生し、短い腺毛が混じる。舌状花の舌片の先端には深い5歯がある。 花後にできる冠毛は白色で、その先につく果実は円同形で10本の筋がある。近縁種にキバナコウリンタンポポがあり、帰化している。