花期は3月~5月。高さは20~50㎝。常緑で、匍匐茎を出し、大きな株をつくる。葉は線形で叢生し、厚くてかたくやや光沢があり、 縁には逆棘があってざらつき、断面は凹形である。1つの株から多数の花穂が直立し、葉の間から穂をのぞかせる。 頂小穂は雄性で濃褐色の紡錘形で淡黄色の雄しべが多数出る。 側小穂は雌性で長さ1~3㎝の細長い棒状で、 果胞が密に並ぶ。 雌小穂の基部には針状の苞がある。果胞は長さ3.5㎜の広卵形で黄緑色であり、 褐色の尖ったくちばしがある。