落葉広葉樹の低木。樹形は下部からよく分枝し、枝は独特な弧形を描き、高さは2~ 6m になる。幹の古い樹皮は黒褐色で厚いコルク質があり、目の粗い深いひび割れが入る。枝は太めで毛はなく、樹皮は褐灰色で皮目があり、若い枝は緑色から灰褐色で、生長とともに厚いコルク質層が発達し、縦にひび割れが生じる。枝に太くて白い髄がある。早春に花序と葉が同時に芽吹く。葉は対生し、奇数羽状複葉で長さ8~30㎝、花の付かない枝の葉は長さ8㎝の葉柄を含めて45㎝になる。小葉は長さ5~12㎝の先のとがった長楕円~広楕円形で、基部は円形か円いくさび形になり、短い小葉柄があり、縁には細鋸歯がある。花の付く枝の小葉は2~3対、つかない枝のものは3~6対となる。花期は3~5月。若葉が開くとすぐに、今年枝の先端に長さ幅とも3~10㎝になる円錐花序を出し、淡黄白色の小さな花を多数付ける。花冠は径4~5㎜ で5深裂し、かすかに匂いがある。雄蘂は5個で花弁より短い。子房は鐘状で3室からなる。果期は6~7月。果実は長さ3~5㎜になる球卵形の核果となり、梅雨のころに赤色から暗赤色に熟す。中に3個の種子が入る。果実が黄色に熟す種がまれにあり、キミノニワトコという。(Wikipedia) より要約引用