日本の温帯林を代表する樹木。樹高は30mにもなる。樹皮は灰白色できめが細かくて割れがなく、よく地衣類が着いて独特の模様のように見える。葉は互生し、長さ4~9㎝、幅2~㎝の楕円形で、薄くてやや固め、縁は波打っていて、葉脈の所で少しくぼんでいる。秋には黄葉し、落葉する。花期は4~5月。雌雄同株で、葉の展開と同時に開花する。雄花は枝先からぶら下がった柄の先に6~15個付いて、全体としては房状になる。果期は10~11月。果実は総苞片に包まれて10月頃に成熟し、その殻斗が4裂して散布される。シイの実の表面を少しトゲトゲさせた感じである。殻斗に包まれた2個の果実(堅果)は、断面が三角の痩せた小さなドングリのようなもの。しかし、中の胚乳は渋みがなく脂肪分も豊富で美味であり、生のままで食べることができる。【Wikipedia】より要約引用