暖地の林内に生育。庭木にも。常緑広葉樹の小低木。茎は直立してまばらに分枝し、高さは 50~150㎝。樹皮は滑らかで緑色。葉は対生し革質・やや肉厚で光沢がある。葉身は6~15㎝の長楕円~卵状楕円形。表裏とも無毛、先端は鋭く尖り、基部はくさび形、縁には先が細く尖る鋸歯がある。葉脈は羽状、側脈は5 - 10対。葉柄は長さ0.5~2㎝。葉柄の基部は広がってく茎を包む。托葉は小さく、線~短剣形、長さ 1.5㎜。花期は6~7月。枝先に2~3回分枝する長さ 2~5㎝のまばらに花がついた穂状花序を付ける。花は両性花、花被を欠き、楕円~先が尖った三角形で、長さ ㎜ の苞の腋に付く。果実は核果で、径5~7㎜の球形。12 - 1月に赤く熟す。果実が黄色いものもあり、キミノセンリョウと呼ばれる。