明るい林縁、河原、岩場などに生える。枝はよく分岐して1mほどのヤブ状になる。草本にも見えるが低木である。よく似た仲間のアカソ、クサコアカソは草本(多年草)である。/ 1年枝は基部が緑色、上部が赤色になるが、2年目以降は薄い褐色になり木質化する。/ 葉は対生し卵形で先が尾状に尖る。縁には大きく鋭い鋸歯があり、葉脈は三主脈、葉柄は葉身と同じくらいの長さで赤色になる。/ 花期は8~9月。各茎の先に穂状花序を付ける。上部に雌花序(白っぽい)、その下に雄花序(赤く見える)になる。雌花序は受粉後に伸び長い果穂となる。/ 多数の雌花が合着して球形の集合花となり、さらに穂状花序を形成する。白い糸状のものが花柱。4つの雄しべと花被片のある雄花が複数集まって花軸につき、穂状花序ができている。/ 果実は痩果、1つは1㎜前後で花被片に包まれている。球形の集合果が多数で果穂を作る。重くなり通常は下垂する。【樹木図鑑(コアカソ)】より要約引用