ヨーロッパ原産の帰化植物。全国に分布。広く栽培されたり、野生化して道ばた、空き地、野原などでも見かける。草丈は50~90㎝になる。全体に白い短粗毛が生えていて、茎に4条内外の翼がある。根生葉は、大きく長い柄がある。葉は茎に互生し、卵形披針形で先が尖り、下部の葉は大きくて葉柄があるが、上葉には葉柄はなくなって、葉の基部が茎に沿って翼となる。質は濃緑色で、細かい葉脈まで目立ち、葉面には短くて硬い毛があって著しくざらつく。花期は6~8月。枝先に集散花序を出して、淡青~淡紅色(まれに白色)の釣り鐘形の花(筒状花)を垂れ下げる。花序は10~20個ほどの花からなる。花は短い花柄で下向きに付いて、花冠は筒状、先の半分は釣鐘状にふくれ先端が5裂する。萼は5裂。雄しべは5個で、雌しべは1個で花柱はやや花口より突き出す。果実は4分果に分かれ、分果は光沢があって表面が滑らか。