オオバギボウシ（大葉擬宝珠）

キジカクシ科　ギボウシ属　

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アカソ（赤麻）

イラクサ科　ヤブマオ属

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カワラナデシコ（河原撫子）

ナデシコ科　ナデシコ属

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　茎は円形で直立し、株立ちになり高さは80～130㎝。葉は4～8枚が輪生し、単葉は長楕円状披針形で先端がとがり、基部にはごく短い柄があるか無柄で、縁には多くの鋸歯がある。

　花期は7～8月。茎の先端に穂状になる長い総状花序を付け、淡紫色の多くの花を付ける。花序は長さ10～25㎝になり、花序軸には短い毛が散生する。花冠は長さ5～6㎜になり、先端は4浅裂し、裂片の先端はややとがる。

クガイソウ（九階草　九蓋草）

オオバコ科　クガイソウ属

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　雄しべは2本あり、花冠から長く突き出る。

　近隣のダイコンソウに比べて、全体にやや大型で茎も太くて花も大きくしっかりしている感じがする。

ウツボグサ（靫草　空穂草）

シソ科　ウツボグサ属

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　花後、根元から茎を四方に盛んに伸ばして地面を這い、その先に苗ができる。

クサフジ（草藤）

マメ科　ソラマメ属　

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キンミズヒキ（金水引）

バラ科　キンミズヒキ属

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　しかし、伊吹山で出会うと何だか輝いて見えるから不思議である。

　茎先は枝分かれして、径4～5㎜の花が、茎頂に集散花序で多数付く。

　花弁3～5個あって、白～紅色があるが、当地のものはほぼ淡紅色に統一されている。

シモツケソウ（下野草）

バラ科　シモツケソウ属 

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　花期は7～10月。茎を伸ばし、細かく分枝したその枝先に円筒状の穂状花序ができ、暗紅紫色の花弁のない可憐な花を密に付ける。4枚の萼と4個の雄しべがあり、雌しべは小頭状である。

ワレモコウ（吾亦紅）

バラ科　ワレモコウ属

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　開花時は萼もピンク色で黒い葯が目立ち、穂の上部から咲き始めて、次第に下に移っていく。

ツリガネニンジン（釣鐘人参）

キキョウ科　ツリガネニンジン属　

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　自身の花行動は早朝からというのが多く、今回もツリガネニンジンの花冠や花柱に朝露が水玉となって残っている。　

キオン（黄苑）

キク科　キオン属

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　鹿等からの食害を防ぐために、網が張りめぐらされている。

　全国に分布し、山野の道端の草地に生育する。茎先に花穂を付け、数段離れて車状に輪を付ける。輪の下に付く小苞は線形で、小花柄より長く長さ5～8㎜になり、開出する長い毛がある。

　萼は筒状2唇形で、長さ6～8㎜になり、紅紫色を帯びることが多い。上唇は3裂、下唇は2裂する。花冠は紅紫色で、長さ6～10㎜、上唇は小型で浅く2裂し、下唇は大型で深く3裂する。花冠内側に赤い斑点がある。

クルマバナ（車花）

シソ科　トウバナ属

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雄しべは4個のうち下側の2個は少し長い。

　関東、中部、近畿地方の山野や丘陵に生育する。近隣にある〝ホタルブクロ〟の変種。茎には粗い毛が生え、根生葉は花期には枯れてなくなる。茎葉は互生し長さ5～8㎝で、葉柄に翼がある。花冠は長さ4～5㎝の鐘形、先が浅く5裂し、濃赤紫～白色、内面に斑点があり、長毛がある。

　萼筒の先は5裂し、波打ち湾入部分が膨らみ付属体は無い。雄しべ先熟であり、蕾のうちに花粉が出て、花柱につく。花柱に付着した花粉が無くなった頃、雌しべの柱頭が3裂して開き、虫が運んできた花粉を受粉する。

ヤマホタルブクロ（山蛍袋）

キキョウ科　ホタルブクロ属

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　白花品種のことを〝シロバナヤマホタルブクロ〟と呼ぶことがある。萼片の間の湾入部はふくらむことで、ホタルブクロと区別できる。

　　  キバナノカワラマツバ　　　　　（黄花の河原松葉）

アカネ科　ヤエムグラ属

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バライチゴ（薔薇苺）

バラ科　キイチゴ属　

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　花期は7～8月。分枝した各茎先に集散状の花序を付け、黄色の径10～14㎜の花を多数付ける。萼は5個、狭卵～三角状長楕円形で先は鋭く尖る。副萼片も5個あって萼片とほぼ同長。

　5花弁。広倒卵形で、先端は円頭かややへこみ、萼片よりわずかに長い。各花弁のすきまから先がとがった萼片が見える。雄しべは20個あり、葯は黄色で小さい卵形となる。花柱はやや太く長さは1㎜になる。

ミツモトソウ（水元草）

バラ科　キジムシロ属　

2009.08.03

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ヒメフウロ（姫風露）

フウロソウ科　フウロソウ属

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カノコソウ（鹿子草）

スイカズラ科　カノコソウ属

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オミナエシ科とするものも多い。

　茎は直立して、高さは25～100㎝。上部で多く枝を分ける。茎には稜線があるが、有毛時に無毛。葉は対生し、葉身は長さ3～10㎝の長楕円～長楕円状披針形。先端は鋭形、縁には不規則な尖った鋸歯があり、基部はくさび形になり短い葉柄となる。

　花期は7～9月。花は茎上部の葉腋から単生し、白～淡紅色をしている。萼裂片は4個あり、裂片は卵状披針形で長さ4～5㎜。筒部は有毛又は無毛。花弁は4個で、長さ4.5～7㎜の広倒卵心形で、先端が2浅裂する。雄しべは8個あり、そのうち4個が長い。雌しべの柱頭は球状にふくらむ。

イワアカバナ（岩赤花）

アカバナ科　アカバナ属

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　標高1000mを越える山の岩上に多いが、草原にも生える。雌しべが丸い頭状になっているのはイワアカバナだけなので間違えることはない。

イブキタイゲキ（伊吹大戟）

トウダイグサ科　トウダイグサ属　

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　伊吹山に自生する帰化植物。1568年に織田信長の指示によって、ポルトガルの宣教師にヨーロッパからの薬草を持ち込ませ、伊吹山の薬草園に移植した際に紛れて帰化した種と考えられている。

　茎は長さ120㎝。葉は長さ15～35㎝、幅5～12㎝の1対の子葉で、巻きひげがある。花は長さ1～1.6㎝の濃黄色で、総状花序に5～10個付く。開花時期は5～9月。

　　　キバナノレンリソウ　　　　　　（黄花の連理草）

マメ科　レンリソウ属

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　花期は7～9月。茎上部に円錐状の集散花序を付け、まばらに多数の白色の花をつける。

　花冠は杯形で、径2.5㎜、先は4裂ときに5裂する。雄しべは4個あり、子房は2室に分かれ、各室に1個の胚珠がある。

キヌタソウ（砧草）

アカネ科　ヤエムグラ属

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　目につく個体数も少ない。

　全国に分布。自然度の高いところに生育する。オニユリに似て、全体が小さい。花茎の高さは30〜60㎝。葉は長さ8～14㎝の線状披針形で、多数付き先端は尖り柄はない。

花は茎の上部に2〜10個付き、下向きに咲く。花被片は橙赤色で濃斑があり7㎝、強くそり返り、雄しべが目立つ。花期は7〜9月。　

コオニユリ（小鬼百合）

ユリ科　ユリ属

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　オニユリは葉の腋に珠芽（むかご）が付くが、コオニユリには付かない。

　花茎の高さは60～100㎝。根出葉はフキに似て長い葉柄があり、三角状心形で径20～40㎝になり、葉の縁は鋸歯状になる。茎に付く葉の葉柄は茎を抱く。花期は6～9月で、茎の上部に黄色い頭花を総状に付ける。総状花序の下から上へ開花していく。

　全体がオタカラコウに似るが、オタカラコウの頭花の舌状花が8個程度であるのに対し、メタカラコウは1個から3個で、また全体的に小ぶり。

メタカラコウ（雌宝香）

キク科　メタカラコウ属　

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ハナヒリノキ（嚏の木）

ツツジ科　イワナンテン属

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　花冠は長さ4㎜、つぼ形で、先端は浅く5裂し、先は反曲する。花冠の色は淡緑白色。

キバナノレンリソウ

　北海道、本州中部地方以北（伊吹山）に分布し、海岸や原野などに生育する。茎の高さは30～80㎝。よく分枝し、枝先に径2.5～3㎝の淡紅紫色の花を2個ずつ付ける。花弁、がく片は５個、雄しべは１０個、雌しべの先は５裂する。

　葉は掌状に５個に➀深く裂け、裂片は➁さらに切れ込む。花柄、葉柄、がくに➂開出毛が密生する。雄しべの葯が落下するのが意外に早い。伊吹山には他にイブキフウロがあり、その違いは毛の多少だけであり、区別しないという見解もある。

エゾフウロ（蝦夷風露）

フウロソウ科　フウロソウ属　

花期は7～8月。

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　亜高山～高山帯の日当たりのよい湿った草原に群落をつくる多年草でお花畑を彩る

　高さ20～60㎝になる。エゾフウロの変種とされる。茎に下向きの短い伏毛が生える

ハクサンフウロ（白山風露）

フウロソウ科　フウロソウ属　

花期は7～8月。

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グンナイフウロ（郡内風露）

フウロソウ科　フウロソウ属　

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　花期は6～8月だが、ここでは、この個体のように目視できる範囲では花の状態は終えている。果実は蒴果で、長さは3～3.5㎝になる。花時に横に傾いていた小花柄は、果時には直立する。

　全国に分布し、山地の草原や林縁に見られる。高さは50～100㎝になる。葉は根生葉、形は卵状長楕円形で、葉の長さは30〜40㎝、幅は10〜15㎝になり、葉柄が付く。

　花期は6〜8月で、漏斗型の白または淡紫色の花をやや下向きに付ける。花軸につく蕾が下部から上部へと開花していく。

オオバギボウシ（大葉擬宝珠）

キジカクシ科　ギボウシ属

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　名は蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似て、葉が大きいことによる

　花弁は5個、長さ2.5～3.5 ㎜で楕円～広楕円形。雄しべは25～30個で花弁より長い。雌しべはは5個、花柱は無毛で長さ1～1.5 ㎜。

　この日まで〝ノアザミ〟と思い込んでいた。

　アザミ属には蝶の仲間がよく集まる。

　遊歩道の真ん中に生えている。人は避けて通るのだろう。