樹皮は緑色で黒色の縞模様があり未熟なマクワウリの果皮に似る。（写真は他の植物が巻き付いている）

　葉は扇形五角形で、浅く3裂し裂片の先端は尾状に鋭くとがる。基部は浅心形から切形になる。

ナナカマド（七竃）

バラ科　ナナカマド属   

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　葉は奇数羽状複葉で、側小葉は4～7対。花は白花で多数。五弁花。秋の紅葉や赤く染まる果実が美しいことで知られている。 

ホオノキ（朴の木）

モクレン科　モクレン属   

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　樹高は20～30m。写真はその実生。同じ所に少なくとも4株発芽している。大きな葉が輪生状に付き、枝先に大きな花が上向きに咲く。 

アキグミ（秋茱萸）

グミ科　グミ属   

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　果実は食用となり、果実酒等に利用される。花期は4～6月。花は葉の付け根に数個ずつ集まって咲く。咲き始めは白く、のち薄黄色に移る。

　「これ、ハルリンドウかな？」「いや、フデリンドウじゃない？」と話題になる。私など、一見して判断するのは難しい。

　高さは5～10㎝。葉は対生し、広卵形で全縁、質はやや厚め。 ハルリンドウにはある根生葉はない。 

　草丈は5〜20㎝。茎はやわらかく倒れやすい。葉は幅2〜3.5㎝の扁心形で裏面は紫色を帯びる。托葉は披針形でほぼ全縁。花期は4～5月で、スミレ類としては遅咲き。大群生することもある。

　花は白色でやや小さく、唇弁の紫色のすじが目立つ。花弁は長さ0.8〜1㎝。上弁と側弁にはすこし突起毛がある。踞は長さ2〜3㎜と短く球形に近い。別名〖ニョイスミレ（如意菫）〗

ツボスミレ（坪菫）

スミレ科　スミレ属   

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ノブキ（野蕗）

キク科　ノブキ属   

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　葉がフキにやや似る。頭花を構成する小花の、外側には雌花が並び、内側には両性花が並ぶ。雌花は結実するが、両性花は不稔である。 

ヘビイチゴ（蛇苺）

バラ科　キジムシロ属    

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　花期は4～6月。葉のわきから顔を出すように黄色い花を付ける。花は径1.5㎝で、花弁の数は5枚ですべて上向きに咲く。

オタカラコウ（雄宝香）

キク科　メタカラコウ属   

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　花茎の高さは1～2m。根出葉はフキに似る。花期は7～10月。茎の上部に黄色い頭花を総状に付ける。総状花序の下から上へ開花していく。 

オククルマムグラ（奥車葎）

アカネ科　ヤエムグラ属   

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　茎は叢生し直立または斜上し、高さは20～50㎝になり、4稜があり稜上に下向きの刺状毛が散生する。葉はふつう6個が輪生する。

エンレイソウ（延齢草）

シュロソウ科　エンレイソウ属    

ユリ科　→　シュロソウ科

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　花期は4～6月。3枚の葉の中心から短い花柄が伸び、小さな花を付ける。花は花弁を持たず3枚の緑色または濃紫色の萼片を持ち、横向きからやや下向きに咲く。 

オオバタネツケバナ　　　　　（大葉種漬花）

アブラナ科　タネツケバナ属

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　山地の渓谷沿い。タネツケバナに似ているが、全体に大きく太い。茎は高さ20〜40㎝で毛が少ない。葉は羽状で先端の頂小葉が大きい。花期は3〜6月。花は径0.4〜0.6㎝で花序はあまり長く伸びない。

　全国の高山～山地に分布。草地や岩場に生育する。葉は厚く光沢があり、葉身は円形で長さ幅ともに3～6㎝。先は円形または広三角形で先は短くとがる。縁はとがった鋸歯があり、基部はわずかに心形。長い葉柄がある。葉の基部の側脈は1か所に集まる。

　花期は4～7月。束生した葉の中央から高さ10～20㎝になる花茎を伸ばし、先端に3～10個の花を総状花序に付ける。花は白～淡紅色。花冠は径1～1.5㎝になり、漏斗状で5裂し、裂片の縁はさらに裂ける。雄しべ5個と短い仮雄しべ5個がある。雌しべは1個。　

イワカガミ（岩鏡）

イワウメ科　イワカガミ属

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　イワカガミを見ると、私の花行動初年になる2007年6月に『野山の植物を楽しむ』で当地を訪れ初めて会った時のことを思い出す。17年も前のことになる。

　ガマズミ、ミヤマガマズミ、オオミヤマガマズミは同科・同属で、樹高、樹勢もさほど変わらず、葉の形もなんと言ってもどこか似ている。その時には納得していても後でまた不安になってくる。

　ミヤマガマズミは日本海型に対してオオミヤマガマズミは太平洋型と言われることがあるが、当地はその中間点にあり、また両種が存在するとされることもあり、何ともかとも分かりにくい。

オオミヤマガマズミ　　　　　（大深山莢蒾 ）

ガマズミ科　ガマズミ属

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　オオミヤマガマズミと他との明らかな違いは、本種が「➀鋸歯の数が片側に30と多く、②葉の先端が尾状に長く伸びて鋭く尖り、➂葉の表面がざらつき、➃最下部の側脈が葉縁に向けて多数分岐する。」ことにある 。特に➀はわかりやすい。 

ノアザミ（野薊）

キク科　アザミ属   

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　花期は5～8月。当地では蕾の状態。まれに10月頃まで咲いている。

フデリンドウ　Ⅱ

オククルマムグラ　Ⅱ

タチツボスミレ（立坪菫）

スミレ科　スミレ属

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　高所ではまだ花がきれいな状態で残っている。

ウワバミソウ（蟒蛇草）

イラクサ科　ウワバミソウ属    

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　雌雄異株。写真は花柄が長いので雄株と思われる。花期は4～8月。

コマユミ（小真弓）

ニシキギ科　ニシキギ属   

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　花期は5～6月。花は目立たないが、秋の赤い実と紅葉が美しい。

　さほど希少種ということでもないだろうが、久しぶりに出会ったように思う。

　淡紅色の個体には初めて出会った。