花が紅色のものをベニイタドリという。

　　8月末頃から枝に小さな白い花を多数付ける。

　ススキに似て、大きな株にならないのでオギかなと思うが分からない。

　オトギリソウ属だが、種類が多く個体差もあって同定しにくい。

　ここでは、シラカバの木漏れ日に咲く。

ヤマジノホトトギス（山路の杜鵑草）

ユリ科　ホトトギス属

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　花期は8～10月だが、早くから咲きすでに結実するものも多い。

アキノキリンソウ（秋の麒麟草）

キク科　アキノキリンソウ属

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　花期は8～11月。盛期はこれからで、秋の登山道に咲く楽しみな花。

　頭花は多数が穂状に付き、花時には横向きとなり、花柄は長さ2㎜ほどで小さい苞がある。小花は３個あり花冠は白色でふつう5裂し左右相称。 総苞は筒形で長さ1.2〜1.5㎝、総苞片は多列に並ぶ。

オクモミジハグマ（奥紅葉白熊）

キク科　モミジハグマ属

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　果実はさく果。径2㎜の卵形で、先端には花柱が残る。熟すと花柱の間で裂開して、淡褐色の小さな種子を出す。

　草丈は60～80㎝。葉は長い葉柄があり茎に互生し葉柄は茎を抱かない。葉はモミジ状に裂け、表面は無毛で裏面にはまばらに絹毛。葉身は長さ15㎝幅20㎝になる。花期は8～9月。茎の先に円錐花序状にやや紫色を帯びた白色の頭花を付ける。総苞は長さ8～9㎜の筒状で淡緑白色、総苞片は5個。頭花は5個の小花からなり、すべて両性の筒状花。

　草丈は30～100㎝。茎は紫色になり屈曲する。葉は長い葉柄をもって互生し茎を抱かない。葉は五角形腎形。葉身は長さ5～18、幅9～27㎝になる。葉が蟹の甲羅に似て大きい。花期は8～10月。茎の先にやや散房状に白色の頭花を付ける。総苞は長さ8～10㎜の筒状で白～帯紫色。総苞片5個。頭花は5～6個の小花からなり、すべて両性の筒状花。小花の花冠は浅く5裂し、花柱の先は2分し反り返る。

　低い山地の木陰等に生える。草丈20〜40㎝。葉は対生し長さ5〜10、幅4〜7㎝の三角状ほこ形。花期は8〜10月。茎の先に花穂を出し、長さ2.5〜3.5cmの淡黄色の唇形花を数段付ける。秋の花の印象。当所ではまだ開花前の状態。

ツリフネソウ（釣船草、吊舟草）

ツリフネソウ科　ツリフネソウ属

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　茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3～4 cmの横長の花が釣り下がるように多数咲く。

花被片の紅紫色の斑点には個体差がある。

ヤマジノホトトギス

　花には当地でも出会っている。花期は4～6月で、茎の先端に1㎝の白い花を一つ（まれに2、3個）咲かせる。果実で、さらに黒色に熟す。

　高さは1～2m。頭花はややまばらな房状につき、少数の筒状花からなる。花期は8～10月。総苞は長さ5～6㎜。葉は対生し、短い葉柄をもつ。

キク科　シラヤマギクかな？

　明るくなった林縁に咲く。同定出来ず。花はケヨメナに似る。葉は卵形～長線形。先は細る。基部は心形。鋸歯がある。花はややまばらに付く。茎の状況不明。

フシグロセンノウ（節黒仙翁）

ナデシコ科　センノウ属　

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　花期は7～10月。野草では珍しい朱赤色の花を、分枝した茎の先にまばらに数個付ける。

カシワ（柏）

ブナ科　コナラ属

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　葉は大きく縁に沿って丸く大きな鋸歯があるのが特徴。柏餅を包むのに使われたりする。

ツクバネソウ（衝羽根草）

シュロソウ科　ツクバネソウ属

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ユリ科　→　シュロソウ科　

　果実で液果。秋に径1㎝の羽根突きの羽子（はご）に似た実が黒紫色に熟す。

オオナルコユリ（大鳴子百合）

キジカクシ科　アマドコロ属　

ユリ科　→　キジカクシ科　

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　果実で液果。径0.8～1.2㎝の球形で黒色に熟す。

　全国に分布し、山地の岩場などに自生。花期は7～9月。枝先に円錐状に花序を出す。花弁の色はやや赤みを帯びた白色で、3から4枚が反り返って丸まる。雄しべが長くほぼまっすぐに伸びるのが特徴。

キク科

　前出と同種と思うが、キク科の同定はその場で確定しないと後では出来にくい、難しい。葉も他の植物にまぎれてよく見えない。

キク科

　前回より持ち越し。前回と同一株または近隣株。前回より開花のための動きが少しだけ進んでいるようだが、同定には至らない。また次回へ持ち越し、と言っても、9月末の牛曳山登山の予定はない。来年への持ち越しということになる。　

アザミ属と思うが、近隣に酷似のものが3～4種あり同定が難しい。ひょっとしてトウヒレン属ということも・・・。？

コバノフユイチゴ（小葉の冬苺）

バラ科　キイチゴ属

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　果実は同属の〝フユイチゴ〟と酷似するし、写真では葉が写っていないので、これだけでは同定出来ない。で、調べてみると、

コバノフユイチゴ　　　　　　　　花期は5～7月　　果期は8～9月。

フユイチゴ、ミヤマフユイチゴ　　花期9～10月　　  果期は11～翌1月。

ということが分かった。果実は熟すと甘酸っぱくて食用になるが、食べてどうこうなるものでもなく、あまり食べない方がよい。

　山地の林内や湿った草原に生える。花期は7～8月。茎頂に縮毛が密生した円錐花序を付け、暗紫褐色の花を多数付けて横向きに咲く。花序の大きさは変化が多い。花柄は長さ0.4～1㎝。花は雄花と両性花があり、径0.8～1㎝、花被片は6個あり長さ5㎜ほどの長楕円状倒披針形で基部は粘る。雄しべは6個で花被片の半長。花柱は3個で内面に柱頭がある。

　全国の丘陵・山地の林縁や草原に生育。半寄生植物。茎は直立して分枝し、高さ20〜50㎝になる。葉は長さ2〜8㎝の長卵形で両端は尖り、0.3～1.5㎝の柄があり、両面に短毛がある。花期は7～9月。枝先に長さ5〜10㎝の穂状花序を形成し、長さ1.4〜1.8㎝の赤紫色の花を咲かせる。花冠の下唇には2条の白色の斑紋がある。

マムシグサ（蝮草）

サトイモ科　テンナンショウ属

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　果実で、秋には橙色に熟し、トウモロコシの形となる。（が、しかし不気味）茎には褐紫色の模様がある。これがマムシの皮膚の模様に似ている。

オトコヨウゾメ（男ようぞめ）

レンプクソウ科　ガマズミ属　

スイカズラ科　→　レンプクソウ科

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　果実。花後に長さ1㎝の扁平な楕円形の実を付け、秋に赤く熟す。枝にぶら下がるように付く果実の様子はかわいらしい。花期は4～5月。花は見落としたかな。