北海道の大雪山と本州中部以北の亜高山帯~高山帯にかけて分布。木曾の御嶽山で最初に発見されたことからこの名がついたが、基準標本は富士山のもので、富士山の高山帯(標高2,400~3,300 m )に多く分布している。風衝地、砂礫地、岩礫地、火山の荒地などの他の生物が生育しにくい場所に真っ先に生育し始める。パイオニア植物である。 / 高さは30~100㎝で、雌雄異株。長さ3㎜の黄白色の小花が密集する。花期は6~10月。雌株の果実は痩果で3個の翼があり、紅色を帯びる。よく似たウラジロタデより全体に毛が少なく、成長すると両面の毛が落ちて裏面が緑色となる。根は径5㎝以上になり、1mよりも深く根をはる。果実は同科のイタドリに似ている。