全国に分布。山野や山地の低木林や林縁などに自生。山地の沢沿いや湿潤地を好むが、日陰では育たない。樹高は2~3(5)m。先端がやや倒れて他の木により掛かることもある。成木の樹皮は縦に裂け、剥がれ落ちる。若木の樹皮は淡褐色から茶褐色で、割れる前の溝があり、皮目がまばらにある。小枝は茶褐色。葉に葉柄があり、枝に対生し時に3輪生する。葉身は長さ5~12㎝、幅3~8㎝の卵~楕円形で葉先と葉脚が尖っている。鋸歯がある。表面は濃い緑色で、裏面はやや淡く、葉脈上にまばらに毛が生える。花期は7~8月。枝の先に白色の小さな両性花が円錐状に多数付き(円錐花序)、花序の高さは8~30㎝となり、白または淡紅色の花弁4枚の装飾花が混ざる。両生花は径4㎜ほど。その周囲の装飾花の花弁は萼片で長さ2㎝程で、初めは白色だが時間が経つと淡い紫色を帯びはじめ、さらに次第に淡い紅色へと変化する。枝先には果実が冬まで残り、果柄の途中から折れてぶら下がっているものも多く、強風時には折れて転がり、種子を遠くまで運ぶ。種子は細かい。(Wikipedia)より要約引用