ヨーロッパ原産。全国に帰化して自生する。平地~丘陵地の日当たりのよい野原や道端、畑の縁などでふつうに見られる。人里・田畑、市街地まで幅広い環境に適応している。匍匐茎および種子で殖え、大群生する。葉は、長さ10㎝前後の長い柄がついて立ち上がった先端に、3枚の小葉からなる複葉が付く。稀に4小葉もあり、「四つ葉のクローバー」として珍重される。花期は春~初夏。葉の付け根から長さ10~30㎝の長い花柄を出した先に頭状花序が付き、10~80個の小さな蝶形花が集まって径約1㎝の球形になる。花色はふつう白色であるが、わずかに薄紅色を帯びるものもある。