参考 129-02-01 ヤブコウジ
参考 129-02-02 ツルコウジ
丘陵地林内の木陰に自生。常緑の小低木。細くて長い地下茎が横に這って、先は直立する地上茎になる。地上の茎は、高さは10~30㎝。葉は茎の上部に集まって3~4枚輪生し、深緑色で光沢があり、長さ6~13㎝の長楕円~狭楕円形で、5~8対の葉脈があり、先端はとがり基部はくさび形、縁には低く細かい鋸歯がある。葉柄は7~13㎜。花期は7~8月。花序は葉腋や鱗片葉の腋に付き、2~5個の花を下向きに付ける。花は白~帯紅色。両性花で径6~㎜。花冠は5裂する。花柄の長さは7~10㎜。花は葉陰に隠れるため、果実ほど目立たない。果実は核果で、径5~6㎜の球形となり、10~11月に赤色に熟す。1個の大型の種子が入る。葉陰に隠れるように下向きに付くが、赤く艶やかな果実はよく目立つ。