全国に分布。低山地の草原や林縁、明るい林床に生える。根茎は短く肥厚する。茎は単一か数本束生し、高さ0.3〜1.6m。まばらに曲がった毛が生え、上部で長い枝を分ける。葉は対生して長さ0.3〜1㎝の柄があり、葉身は卵状長楕円形で長さ4〜18㎝、幅1〜6㎝、基部はくさび形で、分裂しないか時に分裂する。縁には鋭鋸歯があり、質やわらかくて光沢はなく、両面に曲がった短毛があり、裏面には腺点があることが多い。花期は8〜9月。頭花は枝先に頂の平たい散房状に密に集まって付く。総苞は長さ4〜6㎜、総苞片は鈍頭で背面は多少とも毛がある。小花は白色で花冠は長さ2.5〜5㎜。痩果は長さ2.5〜3㎜、腺点と毛がある。冠毛は汚白色で長さ2.5〜5.5㎜。【日本の野生植物】より要約引用 2022.11.13