多年生草本。若い個体は根出葉1枚のみで花茎は出ない。茎は直立し分枝せず、高さは100㎝ほどになる。根出葉は1枚。茎葉は2~3枚で互生し、下方の葉は長い葉柄を持ち、葉柄の基部は茎を完全にとり巻く。葉身は円形で、径 35~40㎝、7~9個の裂片がある掌状に深裂する。各裂片はしばしば2中裂しその幅は 2~4㎝になり、縁に不ぞろいな鋭鋸歯がある。春に出た若芽の根出葉には白い絹毛があり、傘をつぼめたような姿をしているが、後に無毛になる。花期は7~9月。茎の先に円錐花序をつくり、長さ 1.5㎝の白~淡紅色の頭花を付ける。総苞は長さ9~10㎜の筒状、総苞片は5個。頭花は7~13個の小花からなり、すべて両性の筒状花。小花の花冠は5裂し、花柱の先は2つに分かれ反り返る。モミジガサ(キク科)と姿がよく似ているが、モミジガサの若芽には綿毛がなく、またヤブレガサのほうの葉は切れ込みが深くて、全体に茶色味を帯びている。(Wikipedia) より要約引用