本州関東地方、四国、九州に分布。雌雄異株だが、日本には雄株は存在せず、雌株しか生息していないので、全て一つの株のクローンであるとされている。葉柄は短い。冬も枯葉が枝に残る。（葉が「春まで落ちない木」として受験生等が縁起かつぎにもされるとか。）冬芽は、葉と花が一緒に入った混芽で（クロモジ属で唯一。

映像　スズシロソウ

　花期は4～6月で、開花し始めの頃のようです。

　匍匐茎を伸ばすので、崖などの急傾斜地でも確実に定着することができる。

　葉は長い柄があり３つに中裂する。花期は3～4月。茎を伸ばして頂端に花を付ける。

　古いメモリーを検索していたら、こんな写真が見つかった。日本海側に近くなるほど淡紅色のものが多くなりその濃淡も多彩になるが、当地では白色が多く淡紅色のものはごくまれにしかない。

ケスハマソウ

　花期は4～5月。花茎の高さは20～30㎝になり、径4㎝の花弁状の萼片を持つ花を1個、花茎の先端に付ける。萼片は白色でふつう5～6枚、裏面は紅色を帯びることがある。花弁はない。根出葉は1～2回3出複葉で、小葉は羽状に深く裂ける。（写真は初期のもの）

イチリンソウ（一輪草）

キンポウゲ科　イチリンソウ属　

参考　☜

03.29-2021

　枝に付くトゲ。ヒロハヘビノボラズかな。

　国内では長崎県の対馬と、広島、岡山県に分布。石灰岩地に自生する。樹高は1～2mほど。葉は対生。葉身は1㎝と小さい。またツゲと異なり、若い枝や葉柄に細かな毛があります。花期は3～4月。花弁のない花が咲く。１つの雌花の周りに数個の雄花が付くが、１つの両性花のように見える。

チョウセンヒメツゲ（朝鮮姫黄楊）

ツゲ科　ツゲ属

参考　☜

　果期は9～10月。黒光りする果実が熟す。

　花期は3月下～4月。花は白～薄紅色。

　五枚一重であり、花びらは小さく径2㎝ほど。

　萼筒も長く、このとき横から見ると丁字のように見える。花は下向きに咲くことが多い。樹高は5～7m。葉は長楕円形であり、葉の縁はで葉の端の鋸上の部分は切込みが深い。葉には一面に毛が生える。時々葉の先端が長く伸びる。秋になると紅葉し落葉する。