午前8時15分。同行者、登山準備中。ひとりだけ、とろくさい人がいていつも困ります。まだ座り込んで何やら準備をしています。待っていられません。私はもう登山口でアキノキリンソウを見つけて撮影中です。→

　花期は8～11月と長い。標高が低い所のものほど花が早く終わるような気がする。生育地によって草丈や花数が大きく異なる。登山口あたりのものは、草丈が長い。

　全国。山地の林縁や草原。半寄生植物。茎は直立して分枝し、草丈は20〜50㎝。葉は長さ2〜8㎝の長卵形で両端は尖り、柄がある。花期は7〜9月。枝先に長さ5〜10㎝の穂状花序を形成し、長さ1.4〜1.8㎝の赤紫色の花を咲かせる。花冠の下唇には2条の白色の斑紋がある。

　草丈は20～50㎝。半寄生の１年草。葉は対生し、長卵形で長さ2～8㎝、幅1～3㎝。両面に短毛がある。花はママコナに似ているが、花序が10～20㎝と長く、花がまばらに付き、花軸や苞の刺状毛が少ない等の特徴がある。

　大きな散房状の花序になり、径1.5㎝の小さな頭花を多数付ける。舌状花は雌性、白色で多数。筒状花は両性、黄色。舌状花、筒状花ともに冠毛がある。総苞は長さ3～3.5㎜で毛が多い。

　花期は9～11月。茎頂や上部の葉脇に蕾を出す。花は晴天の時だけ開き、やや大型で鐘形のきれいな青紫色で、上向きにいくつも咲かせる。

　　草丈10～30㎝。茎は細く直立する。葉は互生し、根出葉は花時にも残り、長三角形で、長さ６～１１ｃｍ。先は尖り、微突端に終わる低い鋸歯がある。頭花は2～7個が散房状に付き、花冠は紅紫色で径12～18㎜。総苞は狭筒形、長さ13～16㎜、紫色を帯び多少くも毛がある。総苞片は11～12列、卵形で圧着し、外片の先は極短く尾状になる。

　山地の木陰などに生える。草丈は20〜40㎝。葉は対生し、長さ5～10㎝、幅4〜7㎝の三角状ほこ形。花期は8〜10月。茎の先に花穂を出し、長さ2.5〜3.5㎝の淡黄色の唇形花を数段付ける。

　名は草刈り場(葉場)に生育するヤマボクチの意味。草丈は1mを超える。全体に紫色を帯びて花や茎は黒紫色となる。花期は１０月。花は径4～5㎝と大きく、触ると総苞片は痛い。花茎には葉は少なく、根出葉が主である。

オトコヨウゾメ（男ようぞめ）

レンプクソウ科　ガマズミ属

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スイカズラ科　→　レンプクソウ科

　果期は8～11月。果実は長さ5～8㎜、厚さ4.5～6㎜の球形～広楕円体の核果で、➀他のガマズミ属のものと比較してやや小型である。赤く熟し光沢がある。➁果実（花も）はまばらに付く。➂花序は垂れ下がる等の傾向が見られる。

ヤマウルシ（山漆）

ウルシ科　ウルシ属

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　葉は奇数羽状複葉で、小葉は4～8対。葉は輪生状に付き、下の葉ほど小さい。幼木の葉には鋸歯ががある。秋には紅葉し美しい。雌雄異株。5月ごろに黄緑色の花を付ける。樹液に触れるとかぶれる。

　日本全土の山野の日当たりのよい草地に生える。茎の下部は地面をはって枝を分け、節からひげ根と直立する茎を出す。茎は高さ10〜40cm。葉は対生し、上部の葉はときに互生し、無柄か短い柄があり、卵形〜卵円形、先は鋭形、基部は円形、縁に低い鈍鋸歯があり、長さ6〜12mm、幅4〜10mmで、毛はない。花序は頂生する複総状花序で、枝は開出する。花は雄性先熟で小さく、下向きにつく。萼筒は倒卵状球形で約1mm、4裂片は三角形で0.3〜0.6mm。

　茎頂及び葉腋に一方に偏った細長い花穂を作って花を付ける。花序には細毛がある。萼は下側で長さ2.5㎜、上唇は3裂し裂片は3角形でやや鈍頭、下唇は長く2浅裂して裂片は鈍頭。花冠は青紫色、長さ1.7〜2㎝で基部背面はふくらむ。

　ほぼ全国。山地の草地に生育する。花期は8～9月。茎や枝の上部に広卵形で、苞葉状の小さな葉が密に付き、その腋に花を付ける。花冠は紅紫色で長さ2㎝。一方にねじれて2裂した唇形になる。上唇は筒状で、先は鎌形に曲がったくちばし状にとがり、下唇は斜めに広がり、浅く3裂し中央の裂片はその両側の裂片より小さい。

ノアザミ（野薊）

キク科　アザミ属　

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　花期は5～8月。写真は咲き残りか。日当たりのよい山野に生える。晩春から夏に花を咲かせる。深く切れ込んだ葉の縁には刺がある。花色は赤紫色や淡紅色のほか、まれに白色もある。当地にはよく似たモリアザミがある。

チゴユリ（稚児百合）

イヌサフラン科　チゴユリ属

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ユリ科　→　イヌサフラン科

　花期は4～6月で、茎の先端に1㎝の白い花をふつう一つ咲かせる。まれに2個、ごくまれに3個付くこともある。花後に黒色の液果を付ける。

　山麓の林下に生える。花期は8～10月。花は側枝の先に下向きに付き、白緑色で内側に紫褐色の斑点がある。花冠は長さ2.5〜3.5㎝の広鐘形。根は倒卵状紡錘形で、先端が細くなる。萼片は長さ2〜2.5㎝。

　日当たりのよい山地に生える。草丈は高さ70〜100㎝。下部の葉は掌状に羽裂し葉身は長さ15〜25㎝、やや薄く裏面に白い綿毛がある。花期は10〜11月。頭花は細長い枝の先に点頭し、淡黄色または淡紫色で花が終わると上を向く。総苞は球鐘形で長さ26㎜、幅3〜4㎝でまばらにくも毛がある。

　　草丈は60～100㎝。葉は対生し、羽状分裂で深く裂け、葉の裂片は幅が細く、やや固くてしわがある。花期は8～10月。茎の上部で分枝して、花茎の先端に黄色い小花を平らな散房状に多数咲かせる。1個ずつの花は、径3～4㎜合弁花で、花冠は5裂し下は短い筒となる。

　草丈は1～2m。大型で茎が太く、中空で分枝する。葉は2～3回羽状複葉。小葉は長さ5～10㎝で鋸歯がある。葉柄の基部は鞘状に膨らむ。花期は8～11月。大散形花序に小さな白花を多数付ける。大散形花序の柄は長さ3～18㎝不揃い。

　草丈は1〜1.5m。茎や葉はざらざらし、➀茎は茶色を帯びる。花期は8〜10月。頭花は径1.8〜2.4㎝。舌状花は白色で数は少ない➁（まばらな感じ）。総苞片は3列に並び、長楕円形でふちは乾いた膜質。外片は内片より短い。

　葉は長さ5～15㎝、先が尖り、長楕円状披針形、3脈が目立ち、下部の葉では粗い鋸歯がある。葉に毛がほとんどないため、ざらつかない。基部はくさび形。柄はほとんどない。花柄は長さ0.5～3㎝。花は普通白色で、径1.5～2㎝と小型。総苞は長さ約4㎜、筒形～球形。総苞片は3列

同行者、ゆっくりなのがうれしい。

で、何を撮影しているのでしょうかね。

　日当たりのよう草原に生える。茎の高さは1m。葉は羽状に中裂し、縁に棘がある。花期は9～10月。上向きに1～3個の花を付ける。花は頭状花序で、筒状花のみで構成されており、花の色は紫色。総苞は粘らない。総苞片は極端に長く、刺状を呈するのが特徴。花期には根生葉は残っていない。

　全国に分布。日本固有種。山地の草原に生育する。草丈はおよそ60～90㎝。葉は対生し、羽状に裂ける。花期は8～10月。紫色の花を付ける。花は頭状花序で、花の大きさは径4㎝。

　花期は8～10月。茎頂部に円錐状の花序を形成し、淡紫色の鐘形の花を下向きに咲かせ、数段に分かれて葉と同じように茎に輪生する枝の先に少数ずつを付ける。花冠は長さ15～20㎜で先端はやや広がり、裂片は反り返る。萼片は糸状で鋸歯があり、花柱は花冠から突出する。

　本州の関東地方以西に分布。日当たりのよいやや湿った山野の草地に生える。花期は8～11月。分かれた枝先に円錐状の花序を作り、上向きに5弁の白い花を咲かせる。花径は2～3 ㎝、花冠は深く5裂し、花弁は長卵形、縦に淡紫色の脈が5本がある。5枚の萼片は線形で尖り、長さは5～ 11㎜。

深入山山頂から見る風景

（小休憩後下山開始　11時15分　すごいゆっくり登山）

　花期は7～10月。上方で枝分かれした茎の頂に、淡紅色の花を数個付ける。花は径4～5㎝、萼片は3～4 ㎝、苞は3～4対ある。萼は細長い筒状。花弁は5枚で、基部は細くなり萼筒中に入り、また先のほうは広がり、糸状に細裂している。雄しべは10本、雌しべは花柱が2本。

　花期は4～11月と長い。茎の先端から長さ1～5㎝の花穂を出し、紅紫色をした小さな花を密に付ける。まれに白い花が見られることもある。紅紫色の萼片は深く4または5裂し、裂片は倒卵形をしており、花弁はない。雄しべは8本、花柱は3本ある。

下山中。花色が美しく、つい立ち止まってしまう。

　サトイモ科　テンナンショウ属

参考　☜

　マムシグサの仲間で、花期は終わっていて葉も枯れてなくなっているので、自身には同定は不可能。

　2021.09.26に初めてこの個体に出会った時には、メギだろうと思っていたが、今年5月に開花している状態で出会った時には、メギとは違う、ヘビノボラズだなと思うようになっている。そのヘビノボラズにも別種のヒロハヘビノボラズもあって、もう思考が追い付かなくなっている。追記-2023.07.07