全国に分布。山野の日当たりのよい草地に生える。 / 多年生の草本。 / 地下茎は短く、やや肥大する。 / 高さは60~90㎝。茎は直立して上部で分岐し、根出葉は長い葉柄があり、奇数羽状複葉、小葉は5~15個で細長い楕円形か卵状楕円形、鈍頭。長楕円形の小葉には細かい鋸歯がある。 / 花期は7月~10月。茎を伸ばし、細かく分枝したその枝先に円筒状の穂状花序ができ、暗紅紫色の花弁のない可憐な花を密に付ける。4枚の萼と4個の雄しべがあり、雌しべは小頭状である。山地には、雄しべが長い類似種がある。開花時は萼もピンク色で黒い葯が目立ち、穂(花序)の上部から咲き始め、次第に下に移っていく。ワレモコウの楕円形の花序は、一般的なバラ科植物の花とは似つかない形をしており、小さな花が沢山集まって形作られているその一つ一つの花は、花弁がない代わりに4枚の萼片が色づいている。 / 虫媒花であり、ハナバチなどの昆虫を呼び寄せて花粉を運ばせている。