全国に分布する。 / 平地から標高1500mの山地の原野、河岸、森林、林道脇など明るい日当たりの良い山野に自生する。いわゆるパイオニア的な樹木で、森林伐採の跡地などに素早く出現し、大小の集団を作って群生する。また栽培もされる。 / 落葉広葉樹の低木から高木で、高さは2~6mになり、幹、枝、葉にも鋭いトゲが密にある。生育環境にもよるが1年で20~60㎝ほど伸び、5年で3 mに達するものもある。幹はあまり分枝せずにまっすぐに立ち、単一または分岐する。細い幹の樹皮には、幹から垂直に伸びる大小の鋭い棘が多く付くのが特徴である。幹が太いものは樹皮が縦に裂けて、見た目の印象が変わる。春に見られる芽は枝の先に出る。 / 葉は互生し、幹や枝の先端だけに集まって付き、夏には傘のように四方に大きく葉を開く。葉身は奇数2回羽状複葉で、全体の長さが50~100㎝にも達する大きなものであり、全体に草質で艶はない。葉柄は長さ15~30㎝で基部がふくらむ。小葉は長さ5~12㎝の卵形~楕円形で先が尖り、裏は白みを帯びる。葉縁には、粗い鋸歯がある。葉軸にはトゲが多い。葉全体に毛が多いが、次第に少なくなり、柄と脈状に粗い毛が残る。秋には赤色や橙色に紅葉するが、紅葉しはじめは紫色になりやすい。 / 花期は晩夏8~9月。幹の先端の葉芯から長さ30~50㎝の総状花序を複数付け、多数の径3㎜の小さな白い花を咲かせる。花弁は三角形で5枚、雄しべは5本で突き出ている。 / 雌雄同株。自家受粉を防ぐため、雄しべが先に熟して落ちた後、5個の雌しべが熟す。秋には黒色で径㎜の小さな球状の果実となり、10~11月に熟す。 / 枝先にできる冬芽の頂芽は大きく円錐形で、側芽は互生して小さい。冬芽は芽鱗3~4枚に包まれている。葉痕は浅いV字形やU字形で、維管束痕が30~40個ほど見られる。 / 分類上は幹に棘が少なく、葉裏に毛が多くて白くないものをメダラといい、栽培されるものはむしろこちらの方が普通である。ウィキペディア(Wikipedia) 松江の花図鑑 他より要約引用