キツネノカミソリ（狐の剃刀）

ヒガンバナ科　ヒガンバナ属

02.28-2021

参考　☜

　早春、他の草が生えないうちに、葉を球根から直接出して球根を太らせ、多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落とす。

スズシロソウ（蘿蔔草）

アブラナ科　ヤマハタザオ属

02.28-2021

参考　☜　

　花期は2末～5月。場所による差があり、日当たりのよい畑の側などではすでに全開している。傾斜地や崖などに生育する。

コタニワタリ（小谷渡）

チャセンシダ科　チャセンシダ属

02.13-2021　

　薄暗い谷沿いの崖などに生育。葉の長さは30㎝、葉の基部は心形で、耳状になる。

タイシャクアザミ（帝釈薊）

キク科　アザミ属

02.13-2021

参考　☜　

　広島、岡山県の石灰岩地。テリハアザミの変種。幼苗なのにすでに刺が痛そう。

　雌雄異株。雄花では球状の萼は3裂し、雄しべは多数で束生する。雌花では2個の棒状体と1個の雌しべがある。花期は3〜4月。

　花期は4～5月。花茎がのびきる頃に、地面の上に長い蔓の枝を四方に出して繁殖する。

　カサゴケに似て、葉は長さが15～20㎜もあって、大きな傘となる。雌雄異株。通常は濃緑色である。長い地下茎があり、長さ6～8㎝の直立茎を地上に出す。

自身では初めての撮影だと思うが、さほど珍しいものではないらしい。

　春、黒く熟した径6～7㎜の果実を付ける。小さなドングリを逆さまにしたようで可愛くよく目立つが、花に会った記憶は少ない。花期は10～12月。なるほど、花活動をあまりしない時期だ。

　花序は径2～3㎝で6～10個の花を密に付ける。花は径4～5㎜、4枚の萼列片は淡緑色で、倒卵形で平開し、長さ約1㎜、花後に直立する。雄しべは4～8個あってごく短く、裂開前の葯は黄色い。花は早春に咲き、これだけは生き生きしている。

スズシロソウ

02.28-2021 

（再） 

　当地は川沿いの林縁にあるので、気温も低く日照をさえぎられるからか、他所に比べて開花が遅い。断魚渓を越して少し開けた所に、これ１株だけ蕾をほころばせていた。

　よく似たヤマフジがある。花期以外で見分けるには蔓の巻き方を見る。蔓が右巻き（進行方向に右から上がり）の場合がフジである。

　右巻き、左巻きの言い方は使う人によって真逆であったりして混乱していたが、近年こういう巻き方（私は右巻きと言っていた）を左巻きとするよう統一されたらしい。